都会で育ったオレは高校生の時に親の転勤で田舎に引っ越した。それもとんでもない山奥の田舎だ。進学校に通っていたのだが、田舎にはそんな高校はないので普通の一般校へ転入することになった。そこで驚きの人物と出会うことになるのだ。それは栗先生という人だ。名前も変わっているのだが、それよりも驚くのは彼の見た目だ。名は体を表すではないが、本当に栗みたいな見た目なのだ。トゲトゲの髪の毛、それに栗色した肌色、頭の形全てが栗のような頭部をしているのである。高校の人たちはなんの違和感も持っていない。都会から来たオレにはかなりのショッキングな出来事なのに、田舎では普通のことなのかもしれない。