ボクの住んでいる街にはいわゆるシンボルツリーというものが街の中心にある。とても樹齢が長い木でいく世代にわたってこの街を守っていると言われている。そしてこのシンボルツリーの最大の特徴はなんと笑うのだ。それもかなり大きな声を出して笑う。街中に響くほどの音量だ。どうして笑う木が存在するのかわからないが、確実に笑っているので、シンボルツリーとして祀られているのだ。一説によるとこの街にはとても有名な芸人がいたようで、その芸人の命が宿ったのではないかと言われている。こんな笑いの木のある街に住んでとてもハッピーな気分だ。住民もいつもにこやかにしているのはこの木のおかげだろう。