うちのばあちゃんはとても変わっている。それは彼女の人生をそのまま表しているかのようだ。何が一番変わっているのかというと彼女の体型だ。ばあちゃんはニンニクを育てていた農家だ。そのためかニンニクは大嫌いだった。だが、あまりにもニンニクと接してきたからか、いつの間にかニンニクみたいな見た目になっていた。そうなったらばあちゃんはニンニクを育てるのが嫌になって次の世代に交代した。そこからさらにニンニク化は加速して、今では動きたくないほど体が大きくなって、いつでも寝そべっている。その姿はまるで大きなニンニクのようである。近所からはニンニクばばあと呼ばれているようだ。