書道を極めるとこんな形になるのかもしれない。それはある老人書家の話だ。そのじいさんはとても立派な髭を生やしている。その髭を使って書を書くのだ。その姿が本当に神業ということで話題になっているのだ。もちろん書の完成度も卓越しているのだが、それ以前に彼の書の書き方がダイナミックなのだ。そして何より彼は墨汁を一切つけずに書を書くのだ。どのようになっているのかというと、彼の髭から自然と墨汁が出てくるというのだ。これが本当の彼が書の神様と言われる言えんだ。どのような仕組みになっているのかはわからないが、経験が奏させているのかもしれない。