まさかこんな形で妖精に出会えるとは思わなかった。そもそも妖精っているのかさえ怪しいと思っていたが、まさか自分の身にこんなことが起こるとは思わなかったのだ。それは自分の頭の上にフギュアスケートをしている男性の小さい人がいるのだ。それはずーっといて、頭の上を滑っている。禿げていてツルツルしているのが滑りやすいのは想像できるのだが、なんで自分なのだろう。そして男性の妖精っているのだなと思ってしまう。おかしなことはこの妖精は自分にしか見えていないということ。誰に話しても信じてもらえずに、悶々としている。