地方の田舎町にとんでもないものができた。それはタワーマンションだ。こんな田舎の街になんでタワーマンションが必要なのか。土地はたくさん余っているはずだし、人口も多くない。なのにどうしてタワーマンションができるのだ。誰がこのマンションに住むというのだ。だが完成する前にこのタワーマンションは売り切れていた。それはなぜか。理由は唯一無二のタワーマンションだからだ。そのタワーマンションはこけしの形をしているのである。そう、こけしマニアがこのタワーマンションを建てて、買っているのだ。室内もこけしファーストになっている作りらしい。世の中にはこんな辺鄙な田舎なのに、こけしが好きなために購入する人がたくさんいるようだ。まさに田舎のシンボルになりつつある。