小さい頃に庭で土を掘って遊んでいたら、偶然に埴輪を見つけた。その時の経験があるからか、それから埴輪に取り憑かれたように好きになった。そして大人になった今は考古学を仕事としている。そして今でも埴輪に取り憑かれており、何でもかんでも埴輪にしてしまう。その一番いい例が、最近やっと完成した埴輪車だ。埴輪の形をした車を自分で作ってしまったのだ。ちゃんと公道を走れるように作ってあるので、普段からこの埴輪車に乗っている。それは目立つ車だけど、自分は埴輪の一部になれたようで気に入っている。やはり自分にとって埴輪に命みたいなものだ。