Spice Teacher

Spice Teacher

僕が住んでいる小さな村には、昔からなぜかわからないが、香辛料屋さんがある。こんな田舎で誰が香辛料を買っているのかわからないけど、世界の香辛料がずらりと並んでおり、まるでここは外国ですかいというくらい異国情緒が感じられる。小さな頃から既にあるので、店長のスパイス先生は知り合いだ。カレーを作る時は、何のスパイスを隠し味にいれるといいとか、みそ汁にこのスパイスを入れたら断然美味しくなるとか、いろいろと隠し味を教えてもらった。スパイスに関してはなみなみならぬ愛情を注いでおり、なんでも聞いてこいという感じから、村のみんなからスパイス先生と呼ばれるようになったのだ。だが実際何人かもわからない。奥さんもいないし、子供もいないし、常に1人で生きているのだ。昔に結婚しないのか聞いてみると、スパイスがオレの女房さとかいうので、心底スパイスが好きなんだろうなと思っていた。が、最近新事実が発覚!彼はインド人で、インドに奥さんと子供がいるらしい。じゃあ、こんな村で何しているのだろうか。そこはまだ謎に包まれたままだ。